この週末、直近約1か月(4週分)のマイナススワップを、2023年9月分としてスワップ振替しました。
2309_swap
8月のマイナススワップ振替は5週分で362,677円だったので、9月は過去最大のスワップ支払いとなりました。

クロス円の通貨ペアが壊滅的です。
  • 先月末よりEUR/JPYとAUD/JPYのポジションは減っているものの、NZD/JPYとCAD/JPYのポジションは増えている
  • 先月末よりポジションあたりのマイナススワップが増えている
ダブルパンチをもろに食らってしまいました。

円安傾向はまだ続きそうなので、10月はもっと多くのスワップを支払う必要があるかも知れません。

絶望の試算結果
いずれ円高になることを期待して、いまは何もせず、毎日多額のスワップを支払って耐えているわけですが、これが正解かどうかは分かりません。
いつかは円高になるとしても、長期にわたって円安が続いてしまう可能性はあります。

たとえば、EUR/JPYの場合、
  • 現在の評価損益-3,603,320円
  • 9月25日のスワップ支払いは4,164円
  • 3,603,320円÷4,164円≒865日≒2.4年
となり、現在と同水準の円安が2.4年続くと、いまの評価損と同額のスワップを支払ったうえに、いまの評価損と同額の評価損をまだ抱えていることになります。
まだ多少は円安になる余地があることを考えると、2.4年ではなく2年程度と思っていたほうが良さそうです。

これから2年にわたって日本が金融緩和を続け、欧州が金融引き締めを続けるとは思えませんが、絶対に続けないとはいえません。
日本が金融引き締めに転じるのは早くても来年末ではないかといった声もあります。
逃げるとしたらすでに逃げ遅れている、逃げるタイミングを遅らせれば遅らせるほど傷口が大きくなる。
いま損切りするのも正解の1つなのではないかと思います。

この試算には売買益を含めていません。
いまは相場の動きが極端に小さく、売買益をほどんど得られていないので弱気になっていますが、このまま相場の動きが小さい状態が続くとは思えません。
通貨は国を越えた決済手段なのでそう簡単には価格が変わらないものですが、通貨の価値は市場が決めるので、時として大きく価格が変わってしまうという性質を持っています。
ある程度の相場の動きがあれば、これから2年にわたって円安が続いたとしても売買益で耐えられるかも知れません。

いずれにしても、厳しい戦いはまだまだ続きそうです。