波打ち際に立ち、寄せては返す波を眺めています。
すぐ近くまで波はきているのですが、寄せては返しを繰り返しています。
そのうち波打ち際は、はるかかなたの沖まで遠ざかってしまうかも知れません。

そんなことを思いながら波を眺めていたら、やっと波が足元までやってきました。
待っているのは大きな波。しかし、足元を濡らすのはさざ波。
波打ち際はまた後退し、足元はすぐに乾いてしまうでしょう。
沖に向かってのろのろと歩いてはいるものの、いずれは波が大きく引いてしまい、波打ち際にたどり着くことはもう二度とないのかも知れません。

MXN/JPYを運用していると、波打ち際に立って波を眺めているような気分になります。

2021年3月14日現在のMXN/JPYの運用結果
実現益:343,424円-評価損:174,207円=合計損益:169,217円

いま全決済すると、17万円程度の利益が確定してMXN/JPYの運用を終了することができます。

ここ約4か月は5.0~5.3円くらいのレンジ相場、その前の約6か月は4.7~5.1円くらいのレンジ相場、コロナショック前の約4年は5.0~6.5円くらいのレンジ相場。
210314-1
2021年2月8日の野村マンスリー投資会議では、向こう1年間の価格を5.04~5.68円と予想しているので、しばらくは現値付近でのレンジ相場が続きそうです。

ただ、また暴落が起きるとレンジが一段下がってしまう可能性があります。
実現益とスワップの積み重ねで合計損益がゼロになる価格は徐々に下がっていますが、また暴落が起きたら、もう合計損益がゼロになることはないのかも知れません。

先週金曜日のチャートを確認したところ、下ヒゲがピロピロ伸びていました。
210314-2
金曜日の夜、全決済の成行注文が複数あったのではないかと想像しています(1分足のチャートではもっと下ヒゲの本数が多かったのですが、1分足のチャートは金曜日の20時50分までしか遡れず、5分足のチャートではいくつかの下ヒゲがまとまっていました)。
利益(あるいは損失)を金曜日の夜に確定した人が10人以上いたのではないかと想像しています。

いや~、MXN/JPYの運用はやっぱり楽しいなぁ。
そして、怖いなぁ。
合計損益がプラスになるたびに全決済したくなっちゃう。