トラリピでの資産運用を始めてわずか数か月でコロナショックに遭遇できたのは、とても貴重な経験となりました。
今回のショック相場では、評価損が320万円を超えた時期もあったわけですが、事前に想定ができていたので淡々と運用を続けることができました。
運用を始めたばかりで、設定レンジ中央からレンジ端まですべてのポジションを保有せずに済み、評価損が思っていたよりもマイルドだったのも初心者としては助かりました(AUD/JPYとAUD/USDが設定レンジを下抜けしたので、長く運用を続けていたら、評価損は700万円を超えていたと思われます)。
トラリピ関連のブログを見るとリスクのとりかたは人それぞれで、興味深いものがあります。
かなり余裕をもった設定で運用している人、資金効率を考えて攻めた設定で運用している人。
リスクを取り過ぎていて、「大きなショック相場が訪れたらキビシイだろうなぁ」という設定を見かけることもあります。
マネースクエアとのタイアップで口座開設キャンペーンをしている、ある有名投資家が8月以降ブログもツイッターも更新しなくなりました。
昨日知ったのですが、コロナショックで強制ロスカットされてしまったとのことです。
実績がある人でも、たった1回のショック相場で退場してしまうことがあるという現実に直面し、ゾッとしました。
トラリピはいま2回目の流行といわれていて、1回目の流行は2009年だったようです。
投資手法の1つであるトラリピには、当然利益を上げやすい時期もあれば、利益を上げにくい時期もあります。
大きな含み損を抱えて長期間耐えなければならない時期もあるでしょうから、そういった相場になったとき、耐えて運用を続けることができるかどうか、耐え過ぎて強制ロスカットされるような事態に陥らないかどうか……。
かなり余裕をもって運用することを心がけてはいますが、それでもリスクはゼロではありません。
相場の状況により、大きなリスクをとって運用していた人から順に次々と退場していく将来は、ほぼ確実に訪れます。
しかも、それはそう遠くはない将来であると思われます。
しかも、それはそう遠くはない将来であると思われます。
もちろん、私も例外ではなく、余裕をもたせていた資金を使い果たしたとき退場となります。
大きな含み損を抱えているタイミングとショック相場が重なったら、生き残れる人はかなり限られるのではないでしょうか。
大きな含み損を抱えているタイミングとショック相場が重なったら、生き残れる人はかなり限られるのではないでしょうか。
資金効率を考えると、どれだけのリスクをとって運用すべきなのかは難しいところではありますが……。
ある有名投資家がコロナショックで退場してしまったという事実は、これまで以上に資金管理をしっかりしていこうと思わせる重要な出来事となりました。