保有ポジションが少なく、マイナススワップで運用している通貨ペアも少ないこのタイミングで、改めてマイナススワップと向き合うことにしました。

ハーフ&ハーフで運用資金を約3分の1に抑えるメリットを得ようとするならば、マイナススワップを受け入れる必要があります。
マイナススワップの通貨ペアは運用しないという手もありますが、レンジ相場になっている多くの通貨ペアを運用し、リスクを分散したいので、その選択肢はありません。
しかし、運用を続けると、いずれは「おそらく数年は決済されないだろう」というポジションを大量に抱える日がやってきます。
毎日毎日スワップポイントを払うだけのポジション、たとえ決済されても売買益を上回る大きなマイナススワップが実現損益に吐き出されるポジション。
そういったポジションを大量に抱えることに耐えられなくなって損切りをしたという記事をブログでよく見かけます。

分かる! その気持ちはよく分かる!

ただ、これはトラリピで一番忌むべきコツコツドカン。
「おそらく数年は決済されないだろう」というポジションは現値から遠く離れているポジションなわけで、含み損をたっぷり抱えています。
そんなポジションを大量に決済したらドカンとやられてしまいます。
これまでコツコツ積み重ねてきた実現損益を一気にドカンと持っていかれる。
コツコツドカンは絶対に避けたい。

運用する通貨ペアについて検討するとき、「おそらく数年は決済されないだろう」というポジションが大量にあるという悲しい現実に捕らわれず、基本に立ち返る必要があります。
  • 現値から離れたポジションが大量にあっても、現値付近でのリピートがあれば問題ない
  • リピートで得られる実現損益でスワップをまかなえていれば問題ない
  • ショック相場ではないときに、累計の実現損益+評価損益がプラスであれば問題ない
  • レンジ相場が続いていると思われるのであれば問題ない
  • スワップは決済のとき突然発生するものではなく、日々確定し、日々評価損益に反映されている
  • そもそも現値が設定レンジのどこにあってもいいというスタンスで運用しているのだから、現値から離れたポジションを大量に持つ場面があることを覚悟していなければならない
そういった観点で見てみると、いま運用している通貨ペアの中には運用をやめたいものはありません(MXN/JPYはお楽しみ枠なので除く)。
一時期マイナススワップを大量に抱えて辛かったAUD/USDも、11月末時点では累計の実現損益:122,408円+評価損益:-2,432円=総合損益:119,976円と決して悪くはない状況になっています。

とはいっても、これは現時点の評価なので、評価はし続ける必要があります。
将来、マイナススワップの影響が大きくなり過ぎて累計の実現損益+評価損益がプラスになる見通しが立たなくなった、パフォーマンスが悪くなり過ぎてリスクを負ってまで運用を続ける意味が見い出せなくなった、という状況に陥る可能性もあります。

さて、定年退職を迎える約4年後、メインの8通貨ペアの中で運用をやめた通貨ペアは出てくるでしょうか。
運用をやめるときには大きな痛みを伴いますので、定年退職時も8通貨ペアで運用を続けていられるといいな、と切に願っています。