• トラリピは、長期運用の投資に向いている
  • 長期運用するには、ハーフ&ハーフが有効
  • ハーフ&ハーフの運用にとって、スワップはストレス元
スワップがトラリピという運用手法のストレス元であるという認識がマネースクエアにもあるからこそ、「カナダドル/円スワップ00キャンペーン」は生まれたのだと思います。

為替を扱ううえで、金利差によるスワップが発生するのは仕方がないこと。
そのスワップを顧客に直接負担させるのがいいのか、FX会社がスプレッドの中で吸収させるのがいいのかは、とても悩ましいものだと思います。
金利は変動するものなので、FX会社がスワップを負担し、読みを誤った場合、多くの損失が出てしまいます。
いまでも広いスプレッドをさらに広くして損失をカバーすると顧客が離れることになるので、安易にスプレッドで調整するのも難しいと思われます。

閑話休題。

「カナダドル/円スワップ00キャンペーン」でマネースクエアが勧める「トラリピ1クリック」って、短期の利益を狙う、レンジ幅がとても狭い設定なんですね。
怖~い。
200802-1
私は、この設定ではとても運用できません。
「メキシコペソ/円「トラリピ応援」キャンペーン」でマネースクエアが勧める設定で、大失敗してしまった苦い過去もありますし(コロナショックで大暴落したものの、長期的には6円を狙える通貨だと思っていて、損失も確定していないので、まだ大失敗とはいえないのですが、客観的に見れば大失敗だと思います。MXN/JPYの運用を、いまでも楽しんじゃっていますが)。

【トラリピ】MXN/JPYの積極的運用を開始しました
http://utasen.com/archives/5074295.html

「カナダドル/円スワップ00キャンペーン」には、
>金利情勢の変化やカバー先の仕入れレートの変動等により、期間の途中であっても、予告なく終了、または延長する場合があります。
という注意事項が付されています。

スワップをスプレッドの中で吸収できる目論見があるからこそスタートしたキャンペーンなので、その目論見が当たった場合、キャンペーンは延長されると思われます。
キャンペーンが終了すると、スワップ0円だからこそ投入された運用資金を失うことになりますので。
スワップ0円を恒久化するのはリスクがあり過ぎるので難しいかも知れませんが、CAD/JPYのスワップ0円はしばらく続くのではないかと予想しています。

「カナダドル/円スワップ00キャンペーン」がはじまる直前(6月1日)のスワップは、売り:-30円、買い:0円でした。
先週末の時点でAUD/JPYとNZD/JPYのスワップも、売り:-30円、買い:0円。
CAD/JPYのスワップ0円作戦が目論見通り進んだ場合、「オセアニア通貨スワップ00キャンペーン」といったものもはじまるかも知れません。

マネースクエアの目論見が当たりますように。
そして、スワップが0円の通貨ペアが増えますように。
全通貨ペアのスワップが0円なんてことが実現できると嬉しいのですが……。
それはさすがに難しいか~。

【2020年10月5日追記】

カナダドル/円スワップ00キャンペーン、終わっちゃいました。
予想、見事にハズレ。
がっくし。

スワップを0円にするのって、キャンペーンじゃないとやっぱり難しいんですね~。