黄金の卵を産むニワトリの育て方 FXトラリピ最強トレーダーの投資術
あっきん/鈴 著
1,400円+税

読むことによって……。自分にとって都合のいいように解釈して、危険な設定をしていないか改めて冷静に振り返るきっかけになり、とても助かっています。

読むたびに「はっ」とするのが2か所。

◆160ページ 鈴さんの
>あとは、運用に回せるお金がたくさんあったとしても、いきなり1000万円とか大きなお金をトラリピに回さないほうがいいですね。

運用に回せるお金がたくさんないのに、1,000万円(いまは1,250万円)をトラリピに回しているので、耳が痛いです。
そのうち、「そら、いわんこっちゃない」ということになってしまうかも。

下記のような状況は、30万円で運用していると経験できないので、1,000万円で運用をはじめて良かったな、といまのところ思っているのですが……。

2019年12月は、ユーロ/円とNZドル/円の含み損が大きく、「まだまだ含み損が大きくなって、全体の足を引っ張ることになるのかねぇ」と思っていました。
2020年1月は、保有ポジション数がユーロ/円は12→5、NZドル/円は17→5となり、この2通貨ペアから、多くの実現損益を得ることができました。
保有ポジション数が少なくなっているので、また多くのポジションを保有して含み損が大きくなることを期待しています。
  • 2019年12月末の口座状況
1912_kouza
  • 2020年1月末の口座状況
2001_kouza
2020年1月は、豪ドル/円、豪ドル/米ドル、加ドル/円の含み損が大きくなっているので2月に期待したいところですが……。
さらに価格が想定レンジの中央から離れて、含み損がより増える状況になっているかも知れません。
いまはいろいろな経験をしたほうがいいので、むしろ「こんなに保有ポジションが多くなっちゃたよ~」となるといいな、と思っています。

◆54ページ あっきんさんの
>トラリピは参加者同士の競争がない

誰かの益は、誰かの損となる取引が多いなか、FXはお互いに合意した価格で通貨を交換しているだけ。たしかに参加者同士の競争はありません。
ゼロサムの世界なのに利益がでるのは、レートが常に変動していて、「買った価格+利益」の価格で買ってくれる人が現れる瞬間があるため。
当然、買ってくれる人がなかなか現れない高値のポジションを長期間保有することもあるわけですが、基本的には平和な世界だな~、と思います。
高値のポジションを多数保有して、運用資金が溶けちゃう日がくる可能性はあるのですが……。

さ、明日の通勤電車で3回目を読も~っと。