2004年12月28日、銀行の窓口で個人年金保険(米ドル建・10年満期)を勧められました。
高い金利で為替変動による元本割れリスクを軽減させるという、この商品。
確かに、この金利ならば1米ドル=75円になっても元本割れを起こしません。
2001年1月の1米ドル=135円からじりじりと円高になっていて底値感があったこともあり、2004年12月28日にこの商品を買いました(1米ドル=103.84円で20,000.00米ドル(2,076,800円)購入)。
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その後、期待通り円安傾向が続き、2007年7月には1米ドル=123円。運用は順調に進んでいるように見えました。

さあ、ここからが地獄のはじまりです。
じりじりと円高が進み、2012年2月には1米ドル=76円になってしまいました。
これ以上円高が進むと元本割れです。
運用期間の半分である約5年をかけてじりじりと円高が進んでいったのですから、たまったものではありません。
残りの運用期間は、あと約3年しかありません。

為替って、怖い。

その後、約3年で急激に円安が進み、最終的には1米ドル=120.01円で10年の運用を終えることができました。
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メットライフ アリコ(アリコ ジャパン)
積立利率変動型個人年金保険(米ドル・ユーロ建)
シリウスデュエットM

契約日:2004年12月28日 20,000.00米ドル 2,076,800円 1米ドル=103.84円
年金支払開始日:2014年12月28日 27,809.49米ドル 3,337,416円 1米ドル=120.01円
税金:所得税(一時所得)38,400円+住民税
損益金額:プラス約120万円(この運用でどれくらい住民税への影響があったのか計算できなかったので)

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たまたまプラスで運用を終えることができましたが、これは単に運が良かっただけ。
この商品を買うのが3年早かったら……。
  • 2001年12月 購入
    20,000.00米ドル 2,620,000円 1米ドル=131円
    191228-200112
  • 2011年12月 満期
    27,809.49米ドル 2,141,331円 1米ドル=77円
    191228-201112
損益金額:マイナス約50万円

為替って、やっぱり怖い。