あと約5年で定年退職を迎える、サラリーマンのこういちです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

2019年10月29日にトラリピをはじめました。

老後に株式などリスクのある資産を保有するのは厳禁、といわれたりもしますが……。
トラリピ、はじめてしまいました。

  • 現在の資産
    定期預金 約2,050万円
    普通預金 約200万円
    一般財形 約350万円
    つみたてNISA 約35万円

    合計 約2,635万円

  • 定年退職時の資産予測
    定期預金 約2,050万円
    普通預金 約200万円
    一般財形 約690万円
    つみたてNISA 約270万円(運用損益は考慮せず)
    退職金 約250万円

    合計 約3,460万円

これからの5年の間には、大病をすることもあるでしょうし、実家の両親を支援しなければならないこともあるでしょうから、定年退職時に残っている資産は、3,000万円程度なのではないかと想像しています。

家などの不動産は所有していないので、老後資金が3,000万円程度というのは、ちょっと心もとない気がします。

資産をすべて銀行に預けているだけというのはよろしくないと思い、つみたてNISAをはじめてみたものの、つみたてNISAで運用できるのは年間40万円。
資産のほとんどを銀行に預けているという状況は、ほとんど改善されていません。

相場で価格が上下する商品の怖さは、株と個人年金保険(米ドル建・10年満期)で経験しているため、投機的な商品に手を出すことはなかなかできないでいました。

そんなときに、出会ったのがマネースクエアのトラリピです。
  • 為替の7割が一定の範囲内で上下を繰り返すレンジ相場といわれている
  • 幅広いレンジにトラップ(注文)をたくさん仕掛ける
  • 価格が上がるか下がるかを予想する必要はない
  • 価格がレンジ内で上下していれば、基本的にはほったらかし
  • 運用通貨ペアを増やしてリスクと含み損を分散する
  • 短期の大きな利益は狙わない
  • 小さな利益を積み重ねることで、長期的に利益を狙う
  • 一時的に価格が下落しても、レンジ内であればどこまでも耐える
  • 過去約4年の実現損益は、約2,000万円の資金で運用して月平均20万円(鈴(suzu)さんの運用実績)
相場の怖さは知っているものの……。
これは私に合っているかも!
  • 過去約4年の相場が、たまたまトラリピの運用に適した値動きをしただけかも知れない
  • レンジ内で大きなトレンドが発生して、中期的なレンジの移動が起こり、積み重ねた実現損益ではカバーできないほどの大きな含み損を抱えるかも知れない
  • 想定したレンジを価格が突き抜けるかも知れない
不安はいろいろあるものの……。
これは試してみたい!

30万円の資金でトラリピの運用を試してみるというアイデアもあるようですが、私は最低でも1,000万円の資金を投じないと危なくて試せない、と考えました。
  • 幅広いレンジにトラップを仕掛ける
  • 運用通貨ペアを増やす
運用リスクを低減させるためには、この2つは絶対に欠かせません。
500万円、250万円といった運用資金では、トラップの間隔が広すぎて、新規注文、決済注文の発生する頻度が低すぎます。

といった理由で、鈴(suzu)さんの設定の半分である1,000万円(期待値:月平均10万円の実現損益)でトラリピの運用を開始しました。

・2019年10月29日時点の注文一覧
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謝辞:鈴(suzu)さん。ご自身のトラリピの設定を公開してくださり、ありがとうございます。この想定レンジであれば当面大丈夫であろうと自分自身で判断して運用を開始しましたので、もし仮に1,000万円が溶けるようなことがあっても、感謝こそすれ、恨むようなことは決していたしません。
このブログは、私自身が考えをまとめる目的で開設しました。考えをまとめるには、文章にするのが一番。漫然と考えていても、なかなか考えをまとめることができないので……。

そしてまた、このブログが5年続いていたとしたら、そのころには定年退職を間近に控えた方のお役に、ほんの少し立つのではないかとも思っています。トラリピの運用が成功していたとしても、失敗していたとしても。
  • 定年間近であっても、こういった資産運用の選択肢があるのか!
  • 定年間近になったら、こういった資産運用の選択をしてはいけないのか!
どちらの意味でお役に立てるのか、他人事のようにちょっと楽しみです。

若い人であれば、大きな失敗をしてしまっても、挽回するチャンスは充分にあります。しかし、定年間近の人には、挽回するチャンスはありません。価格が暴落したときには、追加で500万円までは資金を投入したいと思っています。

1,500万円が溶けてしまったら、残る老後資金は1,500万円。死ぬまで一生働けという神の思し召しでしょうから、それはそれでなんとかなるでしょう。けせらせら。