2024年は4,786,626円の実質損が生じました。
この実質損は主にスワップ支払いによるもので、損切りの影響は軽微です。

2025年は現時点で514,497円の実質損が生じています。
積極的にクロス円の通貨ペアのポジションを落としたことと、クロス円の通貨ペアのマイナススワップが徐々に小さくなっていることにより、スワップ支払い負担はかなり軽くなってきました。
とはいうものの、5か月強で50万円程度の実質損が生じているというのは、なかなかツライものがあります。
ここのところ円安に転じているのでクロス円の通貨ペアのポジションを落とすことができず、2024年と比べればマシとはいえ、決して少額ではないスワップを支払わなければならない運用が続いています。

あと7か月弱のうちに円高に転じ、クロス円の通貨ペアのポジションを落とすときに50万円(+今後のスワップ支払い分)の売買益を得ることができれば2025年の実質損益を0円にできるわけですが、いったん円安に転じているこの状況では、それはまったくイメージできません。
あと7か月弱で合計損益を0円にできることは、もっとイメージできません。
円安がさらに進み、証拠金維持率が300%を割り込むような状況になれば、両建てやロスカットを遠ざけるために、また損切りが必要になる可能性もあります。

しかし、アメリカは利下げして金利支払い負担を軽くしなければならないこと、日本は利上げして金融正常化に向かわなければならないことを考えれば、円安がさらに大きく進むことは考えにくいのではないかと思っています。

ただ、アメリカの追加利下げが完全に市場に織り込まれるのは10月以降と目されていて、日本がいつ追加利上げできるのかも見通せない状況です。
2025年もノーランディングに終わることを覚悟しておく必要がありそうです。

2025年の実質損益(週次)は、以下のように推移してきました。
250608-1
売買益が出る形でクロス円の通貨ペアのポジションを落とせた週、相場の動きが大きく多くの売買益が得られた週もあるため、実質損益がプラスになった週もいくつかあります。
ここのところクロス円の通貨ペアのポジションを落とせず、相場の動きも小さい相場が続いているので、直近では週に3万円程度の実質損が生じています。
2025年の実質損は、今後週平均5万円の実質損が生じた場合には2,014,497円、週平均3万円の実質損が生じた場合には1,414,497円、週平均2万円の実質損が生じた場合には1,114,497円、週平均1万円の実質損が生じた場合には814,497円となります。

相場の動きが大きく多くの売買益が得られる週もあるであろうこと、クロス円の通貨ペアのポジションを多少は落とせるタイミングもあるであろうことを考えると、2025年がノーランディングに終わった場合には、週平均2万円の実質損が生じて120万円程度の実質損が生じてしまうというのが現実的なところでしょうか。

投資元本がまだしばらくジリジリと減ってしまうことを覚悟して、2025年後半の運用に突入したいと思っています。