必要資金が抑えられるハーフ&ハーフでトラリピ注文を出すと、スワップがマイナスのレンジでも運用をしなければなりません。
長きにわたって運用を続けると、多くのポジションを長期間保有するタイミングが出てくる可能性があり、スワップがマイナスのレンジにいるとスワップ支払い負担に苦しめられることになります。
クロス円の通貨ペアの累計実質損益

累計実質損益がもっとも多かったのは、EUR/JPYが2023年3月末の869,427円、AUD/JPYが2023年5月末の1,059,632円、NZD/JPYが2023年1月末の523,583円、CAD/JPYが2023年5月末の1,223,751円でした。
その後スワップ負けをし続け、2024年12月末時点の累計実質損益は、EUR/JPYが-1,636,589円、AUD/JPYが-283,820円、NZD/JPYが-1,200,882円、CAD/JPYが-118,614円となっています。
EUR/JPYは一部のポジションを損切りしましたが、その影響は軽微です。
2024年3月10日にクロス円の通貨ペアはトラリピ運用せず円高になるまでガチホすることにしたので、スワップ支払い負担をさらに大きくする結果にはなってしまいましたが、トラリピ運用時にも毎月大きくスワップ負けして累計実質損益は下がり続けていました(クロス円の通貨ペアのポジションをガチホすることを決めた2024年3月10日当時は、ここまで円安が長期化するとは思っていなかったので反省はすれども後悔はしていません。また、2024年9月14日には合計損が6,704,772円まで減少するタイミングがありましたが、当時はさらに円高になることが期待できる相場だったので、そこで逃げられなかったことも致し方ないと思っています)。
日本と諸外国との金利差が著しく大きくなってしまった、その金利差が大きい状態が長期化してしまった。
その不幸の影響をモロに受けてしまい、クロス円の通貨ペアの運用では大きな失敗をしてしまいました。
いまは損失を可能な限り小さくすべく悪戦苦闘しています。
クロス円以外の通貨ペアの累計実質損益

スワップがマイナスのレンジで運用していてもクロス円の通貨ペアほどのスワップ支払い負担はありませんが、保有ポジションが大きくなると、スワップ負けしたり、スワップ負けしないまでも累計実質損益を積み上げられない期間が長期にわたって続いたりしています。
そんななかで、唯一累計実質損益を積み上げ続けているのがEUR/GBP。
緩やかに設定レンジの中央に向かっているので、含み損が少ない状態で運用を続けられています。
また、価格がスワップがプラスのレンジにいるので、もし今後多くのポジションを長期間保有することになってもスワップ負けすることはありません。
マネースクエアは前月までのスワップしか公表していないので、ヒロセ通商のスワップを確認したところ、EUR/GBPの売りポジションは長期にわたってスワップがプラスとなっていることが確認できました。
スワップがマイナスになったのは、直近では2019年3月21日の1営業日、2018年6月28日~7月5日の6営業日です。
それ以前もスワップがマイナスになった期間はありますが、その期間はどれも極めて短く、2011年まで遡るとやっと長期にわたってスワップがマイナスになった期間があるという状態になっています。
FXスワップポイント|ヒロセ通商
スワップは受け払いが逆転することがあるので、ずっと売りポジションのスワップがプラスだとは思っていませんが、過度にスワップがマイナスに転じることを恐れる必要はないように思います。
スワップ支払い負担の大きさにほとほと疲れた私の一服の清涼剤として。
お楽しみ枠としてEUR/GBPの注文を追加することにしました。
レンジアウトしそうなときには20本単位で注文を追加する予定ですが、証拠金維持率が著しく低下するような相場になった場合には注文の追加を見送る可能性があります。
すべてのポジションをもったとしても、40本なので影響は軽微です。
スワップがマイナスに転じることがなければ放置しておけば良いと思っています。
願わくば今回注文した40本の間で行ったり来たりしてくれるとありがたいのですが、あっさりレンジアウトする可能性もあります。
そのとき20本の注文を追加できる相場になっているかどうか。
お楽しみ枠のEUR/GBPの運用をしばらく楽しみたいと思います。