トラリピでの資産運用を始めて4年半が経過しました。
入金額が3,300万円、預託証拠金が38,225,753円、未実現スワップ損が2,479,800円なので、現時点では2,745,953円の利益が出ている口座ということになります。
確定申告時の実現損益累計額は、2023年:142,020円、2022年:1,750,050円、2021年:959,735円、2020年:1,937,817円で、これまでに967,343円(税率:20.315%)の税金を納めました。
この数字だけを見ると好調なように見えますが、これから損切りとスワップ支払いで資産が削られる運用がしばらく続きます。
現在の評価損は17,977,887円、有効証拠金は20,257,317円、合計損は13,494,860円。
地獄の口座状況となっています。
現在の評価損は17,977,887円、有効証拠金は20,257,317円、合計損は13,494,860円。
地獄の口座状況となっています。
これまでに得た実現益は年内に使い果たし、預託証拠金が入金額を下回ることが予想されます。
主要国同士の通貨ペアは基本的にレンジ相場となるので、ロスカットされないと思われる余裕をもった資金でトラリピによる資産運用をすれば相場観がなくても実現益を得続けられるのではないか?
この仮説に黄色信号が灯ったのは1年ほど前でした。
それは、これまで順調に増えていた累計実質益が多額のスワップ支払いで減少に転じ、その後も急激に減り続ける結果となったからです。

そしていま。
この仮説に赤信号が灯りました。
4月27日の早朝、クロス円の通貨ペアが急騰し、トラリピ界の有名アフェリエイターを含め、多くの人がロスカットされました。
相場急変時にはいつもロスカットされる人があらわれ、そのたびにXはロスカット報告で賑わいます。
かなり余裕をもった資金で運用してきたので、いまのところ私はロスカットを免れていますが、5月1日から損切りを開始することにしたので、これから預託証拠金は急速に減っていきます。
ロスカットは免れたとしても、大きく資産が減ることは免れそうにありません。
今後数か月のうちに円高に転ずるようなことがあれば話は別ですが、円高に転ずるのは年内なのか、来年なのか、再来年なのかは誰にも分かりません。
マネースクエアのトラップリピートイフダンには「トラリピ」というかわいい愛称がついていますが、その実は注文レンジ内で無限ナンピンをするFXトレードのツールです。
FXは投資ではなく投機だとされています。
それは、FX参加者の9割が生き残れないという現実があるからです。
FXは競輪や競馬と同じゼロサムゲームです。
FX会社にスプレッドという寺銭を払い、1割の勝者が9割の敗者の資産を奪うゲームだともいえます。
その意味では、FXは投機ではなく博打です。
このブログのタイトルは、2024年4月28日までは「50代からの資産運用をトラリピで」でしたが、本日からは「トラリピ>合計損益0円を目指して」に変更し、再出発します。
これまではいかにして利益を得るかという点にフォーカスしていましたが、これからはいかにして運用失敗の損失を小さく抑えるかという点にフォーカスしていきます(投稿する記事の内容に大きな変化はないと思いますが)。
日米金利差を背景とした、投機的な円キャリートレードで円安が進んでいますが、金利差が縮小すれば巻き戻しが起こり円高に転じます。
ある程度円高になったところで損切りをしてポジションを大きく整理する予定なので、円高になっても合計損益を0円にすることはできないと思っています。
その後もトラリピによる資産運用を続けるとしても、運用規模は小さくせざるを得なく、合計損益を0円に戻せたとしてもそれにはかなりの時間がかかりそうです。
クロス円の通貨ペアの運用割合が大きいという大失敗をしたので、いま苦境に立たされています。
トラリピによる資産運用で利益を得ることはもう諦めました。
トラリピによる資産運用を続けるとしても、当面の目標は合計損益を0円に戻すこととなります。
このブログには、そのときどきでどんな考えでトラリピによる資産運用をしてきたのかが記録されています。
このブログが、トラリピでの資産運用に挑戦してみようと思われた方の反面教師となれたら幸いです。
※この情報は2024年4月29日現在のものです(ブログの先頭に表示させるため、エントリー日が+10年になっています)。
口座状況が悪化していても。口座状況が悪化しているからこそ。
欲張らない。焦らない。のんびりまったり。
※この情報は2024年4月29日現在のものです(ブログの先頭に表示させるため、エントリー日が+10年になっています)。