クロス円の通貨ペアの運用割合が大きいという失敗をしてしまったので、引き続き苦戦しています。
特にEUR/JPYはレンジアウトしているので、毎日スワップを支払うだけの運用となっています。
2024年2月末には、とうとう累計実質損益がマイナスになりました。
「まだEUR/JPYの売りポジションを持っているの?」と問われれば、「はい。私は損切りできない愚者なので、まだEUR/JPYの売りポジションを持っています」と答えるしかありません。
この失敗の痛手は大きく、FX口座全体の合計損をゼロに戻すのは難しいのではないかと考えています。
【トラリピ】残念ながら合計損益を0円に戻すのは難しいのかも知れません
EUR/JPYに関しては、価格が120円まで下がるのを待つのは難しそうなので、ある程度価格が下がるのを待って損切りする予定です。
それまでに支払ったスワップに加え、損切り分の損失が確定するので、かなりの損失が発生しそうです。
それでもいま損切りをしないのは、多額のスワップ支払いが続くとしても、ある程度価格が下がるのを待って損切りしたほうが損失を小さくできそうだからです。
アメリカの直近の利下げ観測は6月でしたが、ここのところ利下げ観測はまた遠のいている雰囲気があります。
いつまでも高金利政策を続けられるわけではないけれど、すぐに利下げをするのは難しいのではないか。
この高金利政策で銀行はかなりの苦境に立たされているので、利下げは銀行の経営破綻後となるのではないか。
いまは債務の支払い期限を延長する等の延命措置でしのいでいるので、銀行が経営破綻するとしても、それは少々先になるのではないか。
2024年はノーランディングとなることを覚悟しておかなければならないのかも知れません。
スワップの記録を始めた2023年6月最終週のマイナススワップは1万通貨あたり179円でした。
2024年4月最終週は232円なので、1カ月平均約6円増えている計算になります。
232円-179円=53円 53円÷9か月≒5.88円
日本と欧米の金利差がこれ以上広がるとは考えにくいものの、これまでのペースでスワップ支払い額が増えていくとすると、スワップ支払い額は毎月3,600円程度増えていく計算になります。
20万通貨×6円×30日=3,600円
スワップ支払い額が毎月3,600円程度増えていく前提で試算をすると、利下げに転じるのが2024年12月まで遅れたときの累計実質損は1,737,462円、2025年6月まで遅れたときの累計実質損は2,904,312円となります。
利下げ後の保有ポジション利確でどれだけの利益を得られるのか。
いずれしなければならない損切りでどれだけの損失が生じるのか。
この2つの読み切れないパラメータを加味しても、2024年3月末の評価損が5,352,697円だったことを考えると、今すぐ損切りするよりも、ある程度価格が下がるのを待って損切りしたほうが損失を小さくできるのではないかと踏んでいます。
いまはまだ耐えられていますが、もし耐えられなくなった場合は、毎月少しずつ価格の高いポジションから損切りする予定です(スケベ心があったのでこれまでは価格の安いポジションから損切りしようと思っていたのですが、甘い考えは捨てました)。
マネースクエア・宮田直彦さんのエリオット波動分析では2024年5月頃に頭打ちとの観測がされています。
アメリカの6月の利下げは難しいとしても、さすがに年内には利下げを開始しないと経済が持たない気がします。
2024年のノーランディングは杞憂に終わることを願っています。