相場の状況によっては、2月22日(木)にEUR/JPYの損切りをすることを、昨日のブログで決めました。
【トラリピ】225週目(2024年2月12日の週)の運用実績>実質損益-75,281円
しかし、200本中たった3本の損切りでは、損切りしてもしなくても大勢には影響がなく、この損切りに意味があるのかどうか悩んでいます。
マネースクエア・西田さんの「マクロ経済の相場環境」では、メインシナリオ:ソフトランディング(西田さんの定性判断による生起確率55%)、サブシナリオ:クラッシュランディング(同左 35%)では「円高」が示現するものの、サプライズシナリオ:ノーランディング(同左 10%)では過去3年に続いて「円安」が示現する、とされています。
「大予想」2024年の為替・株 | マネースクエア
日本の利上げ観測、アメリカの利下げ観測がさらに遠のいたことを考えると、ノーランディングとなる可能性は高まっているように感じます。
ノーランディングでこの1年を終えた場合、EUR/JPYの売りポジションを1年保有することで160万円程度のスワップ支払いが見込まれます(20.0万通貨×222円×365日=1,620,600円)。
そこには160万円程度のスワップを支払ったうえにポジションが減っていないという地獄が待っています。
損切りを決意したのは、ノーランディングに備えてのものでした。
高値で損切りすることになっても、ポジションを少しずつ減らしていかないと危ないのではないか。
そんな思いがふつふつと湧いてきます。
ただ、ノーランディングとなる可能性が高まっているのと同時に、クラッシュランディングとなる可能性も高まっているのではないかと感じています。
金融正常化が遅れることによって歪みはさらに大きくなっていきます。
この株高はバブルである可能性が高く、バブルはいずれ弾け、リスクオフに転ずるのではないか。
リスクオフの相場となった場合、円高に転じ、クロス円の通貨ペアは暴落すると思われます。
いま損切りをするのは愚行なのではないか。
ソフトランディングとなるのか、クラッシュランディングとなるのか、ノーランディングとなるのかは、この1年が終わってみないと分からないことなので、どれだけ考えても答えは出ません。
ノーランディングでこの1年を終える可能性は高まっているものの、ノーランディングとなる可能性が20%、30%といったレベルまで高まっているとは考えにくい。
円安の進行により評価損が1,300万円近くまで増えてしまったことに焦りを感じ、「何かをしなければ」という強迫観念に囚われて冷静な判断ができなくなっているのではないか。
スワップ支払い負担が大きいこの状況下では、実現益はその負担を和らげる貴重なものとなっています。
安易な損切りのために、その貴重な実現益を充てるのは違うのではないか。
ここのところ相場の動きが小さく、実現益をあまり得られていないことも焦りの原因となっています。
このまま相場が動かない状況が続くとは考えにくいので、相場が動き出せば大きな実現益によりスワップ支払い負担をもっと軽減できるのではないか。
いま心は損切りをしない方向に傾いています。
暴落があったとしてもEUR/JPYが120円まで下がるとは思えないのでいずれ損切りは必要になると思われますが、そのタイミングはいまではない気がします。
損切りをする勇気がなく、問題を先送りにしているだけなのかも知れませんが。
いろいろ考えたあげく、損切りをするともしないとも決められないふりだしに戻ってしまいました。
いまFXの難しさを改めて痛感しています。