2023年はクロス円の通貨ペアのスワップ支払いに苦しめられた1年でした。
2023年の期間損益報告書による売買益は2,725,472円、スワップ支払いは2,583,452円。
2023年12月末の未実現スワップは-831,166円なので、85万円程度の実質損を2024年に繰り越したことになります。
8通貨ペアのうち4通貨ペアがクロス円だという注文には大きなリスクがあった。
そのリスクに気づけずに運用を続けて大けがをした。
これが2023年の運用です。
2022年1月以降の実質スワップ損益を確認したところ、2022年はまだ必要経費だと考えて良いレベルの実質スワップ損に納まっていますが、2023年はもう必要経費だとは言えない実質スワップ損になっています。
2023年のグラフは真っ逆さまに落ちていて、眺めていると恐怖すら感じます。
実質スワップ損益
ただ、2024年は円高になることが予想され、月ごとの実質スワップ損もそろそろ底が見えてきたのではないかと思っています。
すぐに円高になるわけではないとしても上値は重く、徐々にクロス円の通貨ペアのポジションは減っていくのではないかと想像しています。
EUR/JPYとNZD/JPYの運用終了は、理想的には価格が買いの注文レンジに移動してポジションがなくなったとき、現実的にはポジションがある程度少なくなったときに損切りをして、と考えています。
しかし、何が起こるのか分からないのが相場。
半年経ってもまだ多くのポジションを抱えている可能性もあります。
しばらくスワップ支払い負担が重い状況が続いたとしても、円高が期待できるいまは損切りをしませんが、相場の状況によっては9月からEUR/JPYとNZD/JPYの損切りを開始することを考えています。
9月はポジションの1/12、10月はポジションの1/11、11月はポジションの1/10を現値から遠いポジションから機械的に損切りしていき、2025年8月にはEUR/JPYとNZD/JPYのポジションをすべて損切りすることを計画しています。
2025年8月には定年退職するので、EUR/JPYとNZD/JPYのポジションをいつまでも持っているわけにはいきません。
EUR/JPYとNZD/JPYの運用を終了すると運用通貨ペアのバランスは良くなるのですが、長期的には円安方向であることが予想されるので、AUD/JPYとCAD/JPYを現在の注文で運用することに不安を感じています。
しばらくは円高になることが期待できるのでトラップ幅:0.1円のまま運用しますが、いずれはトラップ幅:0.2円に広げることを計画しています。
どちらかの運用を終了することも考えたのですが、甲乙つけがたいのでトラップ幅を広げることで対応したいと思っています。
2024年は円高になって口座状況が改善したとしても、いろいろな手当てが必要になる1年になりそうです。
2023年に引き続き2024年も納税額が実質0円になること、あるいは大きな実現損を2025年に繰り越すことを覚悟しています。
2023年から繰り越した85万円程度の実質損、これからもしばらく続いてしまう多額のスワップ支払いを2024年の1年で取り返そうとすると傷口を広げてしまうので、そのときの相場に応じてできることを少しずつしていきたいと思っています。