2021年10月から、未実現のマイナススワップを毎月スワップ振替してきました。
毎月スワップ振替することにしたのは、このころからマイナススワップの影響が無視できなくなってきたからです。
月次の集計は預託証拠金ベースで行っているので、蓄積したマイナススワップを考慮しないと正しい評価ができません。
集計時に未実現スワップを考慮する方法もありますが、スワップ振替をすれば単純な集計で済むので、毎月スワップ振替することにしました。
そのような事情がなくても、蓄積したマイナススワップは毎年年末に実現させたほうが良いものとなっています。
課税は年間の実現益に対してされるので、マイナススワップを実現させると、その分課税額が減ります。
支払った税金は実現損であり、その後いくら損失が生じたとしても納めた税金が戻ってくることはありません。
減らせる税金は減らせるときに減らしておくべきです。
これまでは単純に毎月スワップ振替するだけで良かったのですが、ここにきて事情が変わってきました。
2022年12月末の預託証拠金は37,773,446円、現在の預託証拠金は37,658,122円なので、現時点で今年は115,324円の実現損が生じています。
損失を繰り延べる確定申告を経験をしておくのも良いと思い、これまで通り毎月スワップ振替を続けようかとも思ったのですが……。
厳しい運用が続いているので、来年は大きな損切りが必要になる可能性があります。
その損失は3年では取り戻せないかも知れません。
繰り延べられなかった損失は、取り戻せない確定損となってしまいます。
スワップの実現は自分でコントロールできるものなので、スワップ振替をしてわざわざ年間の実現損益をマイナスにすることはありません。
スワップ振替で今年の実現損益をマイナスにしてしまったのは失敗。
今月からスワップ振替は止めるべき。
これが合理的な結論だとは思うものの、今月からスワップ振替を止めるかどうかかなり悩みました。
蓄積したマイナススワップは月に一度きっちり受け取り、厳しい運用をしている現実と向き合う。
ポジションが決済されれば、実現損益は必ずプラスになる。
これらは精神衛生上とても良いものでした。
未実現スワップを預託証拠金に移動させると気分的にスッキリします。
毎月スワップ振替をしていればポジション決済時の実現損益がマイナスになることはありません。
現在の未実現マイナススワップは437,622円。
このペースで増えていくと年末にはさらに未実現マイナススワップが35万円程度増えていそうです。
現時点で115,324円の実現損が生じていることを考えると、毎月のスワップ振替を止めなかった場合、今年の実現損は100万円弱になりそうです。
これだけの実現損を繰り延べるのはさすがに厳しいので、今月からスワップ振替を止めることにしました。
そうなると悔やまれるのは、すでに振り替えてしまった115,324円のマイナススワップです。
年末までのあと1か月の運用で115,324円の実現益を得られるかどうかは微妙なところです。
実現益が115,324円を超えれば、先々月でスワップ振替を止めなかった失敗をなかったことにできる。
超えなければ、損失(数万円程度)を翌年以降に繰り延べる確定申告が経験できる。
どちらに転んでも悪くない気がしてきました。
どんな結果になるのか楽しみです。