今週もロスカット報告、損切り報告のポストがXで相次ぎました。
いま、かねてより恐れていたことが現実のものとなっています。
【トラリピ】次々と退場者があらわれる近い将来
資金管理が甘かった人はロスカットされた。
トラリピ自体を否定する結論を出した人、注文が間違っていたと判断した人、いまの相場に合わない注文を出していると判断した人、証拠金維持率が極めて低下した人は、トラリピから撤退したり、損切りをしたり、両建てをしたり、追加入金をしたりした。
これがいまトラリピで起こっていることです。
私はかなりの余裕資金がある状態でトラリピでの資産運用をしてきましたが、クロス円の通貨ペアの割合が極めて多いという失敗(結果的に)を犯したため、いま苦境に立たされています。
現在の証拠金維持率は473%。
一見まだ余裕があるように見えますが、相場が円安方向に大きく動くとロスカットされかねない危険な状況だと思っています。
いま一番恐れているのは円安方向のフラッシュクラッシュです。
流動性が低くなるこの年末年始に円安方向のフラッシュクラッシュが起こるのではないか。
ロスカットや損切りで、すでにかなりの人が刈られている状態ではありますが、最後に大きく刈り取る狩りが行われてもおかしくはありません。
以前調べた1日の最大変動率は以下のようになっていました。

ほとんどの通貨ペアがリーマンショック時に最大の変動率を記録しています。
リーマンショック時には、リスクオフで大きく下げた後、すぐにいったん大きく上がり、急落率、急騰率ともに過去最大となったことが分かります。
すでに円安がかなり進んでいること、リスクオンの相場であること、過去のフラッシュクラッシュの変動率はここまで大きくないことを考えると、リーマンショック時のような急騰が起こるとは思えませんが、この最大急騰率を利用して試算してみます。
現在の価格(過去の最大急騰率)→急騰後の価格
- EUR/JPY 163円(11.4%)→182円
- AUD/JPY 98円(19.5%)→117円
- NZD/JPY 90円(15.9%)→104円
- CAD/JPY 109円(13.3%)→123円
評価損益:-26,534,170円、必要証拠金:7,407,964円、証拠金維持率:149%、発注可能額:-115,404円
現時点では、円安方向のフラッシュクラッシュが起こっても耐えられると判断して問題ないと思われます。
発注可能額がマイナスになっていると両建てができないので、その点は気になりますが、フラッシュクラッシュであれば数時間でほぼ全戻しするのでロスカットさえされなければ問題ありません。
この試算をするまでは、EUR/JPYは180円程度、それ以外のクロス円の通貨ペアは注文レンジ端(AUD/JPY:110円、NZD/JPY:95円、CAD/JPY:120円)で両建てをする注文を出しておかないとロスカットの危険があるのではないかと想像していたのですが、いまはまだ両建ての注文を出さなくて大丈夫そうです。
ただ、これはあくまで現在の相場、現在の口座状況でのことなので、今後の相場の動きによっては改めて試算を行い、両建ての検討をする必要があります。
とはいうものの、日本と欧米・オセアニアの金利差はいまが最大であるという観測が出てきたので、すでに天井をつけた可能性もあります。
あとで振り返りができるよう、過去最低の証拠金維持率になったときには取引画面のキャプチャをとるようにしているのですが、現時点では11月16日の448%が過去最低の証拠金維持率となっています。

これがこの大相場の天井であるとありがたいのですが、来週はまた過去最低の証拠金維持率を更新するかも知れません。
とはいうものの、日本と欧米・オセアニアの金利差はいまが最大であるという観測が出てきたので、すでに天井をつけた可能性もあります。
あとで振り返りができるよう、過去最低の証拠金維持率になったときには取引画面のキャプチャをとるようにしているのですが、現時点では11月16日の448%が過去最低の証拠金維持率となっています。

これがこの大相場の天井であるとありがたいのですが、来週はまた過去最低の証拠金維持率を更新するかも知れません。
いったいいつになったら許されるんでしょうねぇ。