2023年8月の運用結果は、EUR/GBP以外の通貨ペアはすべてスワップ負けするという厳しいものになりました。
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なかでも、EUR/JPYとNZD/JPYの運用結果は特に厳しいものとなっています。
  • EUR/JPY:599,493円(累計の実現益)÷94,853円(2023年8月の実現損)=6.32か月
  • NZD/JPY:328,876円(累計の実現益)÷51,902円(2023年8月の実現損)=6.34か月
2023年8月のような厳しい運用が半年続くと、これまでに得た実現益をすべて吐き出すことになります。

1万通貨あたりの1日のマイナススワップが徐々に大きくなってきていること、ポジションがもっと増える可能性があることを考えると、半年もたない恐れもあります。

良いときもあれば、悪いときもあるのがトラリピ。
これまでの運用実績を振り替えると、2023年8月の運用実績は特に悪かったといえるので、半年でこれまでに得た実現益をすべて吐き出す可能性は小さいと思われますが、楽観はできません。

今年得た実現益は、2023年8月末時点で232,518円。
今年はあと4か月残っているので、スワップ支払いでジリジリと実現益が減っていき、2023年は実現損が生じるのではないかと想像しています。

クロス円の通貨ペアが多いので、EUR/JPYとNZD/JPYは売りポジションがなくなった時点で運用を終了することを考えています。

【トラリピ】必要資金の観点で考える通貨ペアのリバランス(2023年8月15日版)

ただ、2023年8月のような相場になると、クロス円以外の通貨ペアでも多くの通貨ペアで実現損が生じるので、厳しい運用となることには変わりありません。

定年退職後は、決済益を生活費の一部として出金する予定なのですが、1年の運用で実現益が出るどころか実現損が生じる年もあることがほぼ確定しました。
かなり余裕をもたせた預託証拠金で運用しているので、実現損が生じても追加入金が必要になるような状況にはならないと想像しています。
実現損が生じているような状況であっても、必要があれば一部出金することも可能なのではないかと想像しています。
しかし、このような厳しい運用状況になった場合には、基本的にはFX口座からは出金できないので、手持ちの現金を生活費の一部に回すしかないのではないかと考えています。

税金を含めた合計損益がマイナスに転じたのは2022年6月末。
2022年12月末と2023年1月末には一時的に合計損益がプラスになっているものの、耐える運用が1年以上続いています。
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合計損益がプラスになるのは、3か月後なのか、半年後なのか、1年後なのか。
厳しい運用が長く続いているので、合計損益がプラスになることはもうないのではないかという気もしてしまいます。

注文を大きく変更するとしても、トラリピでの資産運用を終了するとしても、それを行うタイミングはいまではないので、引き続き気絶しながら今後の運用状況を見守りたいと思っています。

定年退職前にこの厳しい状況を体験できたのは本当に幸運でした。
今後「相場観を持たずにトラリピで資産運用をすることはできない」と結論づけなければならない状況になってしまうかも知れませんが、定年退職まであと2年あるので、いまはまだこの課題にトライしていい時間のように思います。