トラリピで資産運用を開始したのは2019年10月29日。
当時EUR/JPYの価格は設定レンジ中央付近にあり、買いポジションも売りポジションも持っている状態でした。
その後、徐々にEUR/JPYの価格は上がっていき、売りポジションは増えていきましたが、スワップはプラス(あるいはゼロ)だったので「耐えやすくていいなぁ」と思ったのを覚えています。
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スワップの受払いが逆転したのは2022年7月末。
EURとJPYの金利差が徐々に大きくなり、売りポジションのマイナススワップも徐々に大きくなっていきました。
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  • マネースクエアでは当月と前月のスワップしか公開していないようなので、過去のスワップをcsvファイルで公開しているヒロセ通商のデータを利用しました(スワップはFX会社によって大きく異なりますが、EUR/JPYに関しては、傾向を見るぶんにはヒロセ通商のデータでも充分参考になりそうでした)。
    LION FXスワップポイント|ヒロセ通商
    https://hirose-fx.co.jp/contents/news/Swap
  • このグラフは1,000通貨単位のスワップです。
  • ヒロセ通商では原則水曜日分に土日分を含め3日分のスワップを付与しているため、ジグザグのグラフになっています。
基本的に金利の高い通貨が買われるので売りポジションは増えていき、金利差があるのでマイナススワップも大きくなっていく。
ダブルパンチの地獄絵巻です。

日本もそろそろ金利上昇に転ずるのではないかという声も聞かれますが、欧州の危機的物価高を考えると、さらに売りポジションが増え、マイナススワップも大きくなる恐れがあります。

2023年2月はマイナススワップを考慮した実現損益がほぼ0円だったという残念な結果になりましたが、今後月間の実現損益がマイナスになってしまうこともありそうです。

ただ、これは相場観をもたずにトラリピで資産を運用すれば当然起こり得るリスクの1つが具現化しただけです。
このようなツライ展開になっても耐え、淡々と運用を続けることができるのかどうか。
試練のときがやってきたのかも知れません。
また1つ、とても良い勉強をさせてもらっています。