大相場となった2022年は、とても学びの大きい年となりました。

【トラリピ】2022年の振り返り

それを踏まえて考えた2023年の基本的な運用方針は「何もしない」です。

現在、400万円程度の含み損を抱えていますが、約3,800万円の預託証拠金で運用しているので、資金がジャブジャブの状態になっています。
つい何かをしたくなってしまうところですが、何もしないで放置します。
何もしないでどこまで放置できるかが、相場観を持たずにトラリピで資産を運用する上での鍵になると考えています。

米ドルが500円を超えるのではないかという声も聞かれた2022年の大相場では、放置しておくことができず、クロス円の通貨ペアの売りポジションの含み損を固定するためにUSD/JPYの買いポジションを持ちました。
2022年の大相場での最大の含み損は900万円を超える程度で済んだのでUSD/JPYの買いポジションを持つ必要はなかったのですが、これは結果論であり、不安を感じたときには何かしらの対策をしなければなりません。

対策には、注文を減らす、損切りをする、両建てをするの3つしかなく、何らかの対策が必要になるタイミングを遅らせるには余裕資金の割合を大きくするしかありません。
現在は、リーマンショック時の必要資金が1,900万円だった注文を、約3,800万円の預託証拠金で運用しているので、1,900万円程度の余裕資金がある状態で運用していることになります。
リーマンショック時に必要だった必要資金の倍の預託証拠金で運用しているので、何らかの対策が必要になるタイミングはかなり遅らせられるのではないかと考えています。

中期のチャートを見た感じでは
  • しばらく売りレンジに留まりそうな通貨ペア:EUR/JPY、EUR/GBP、AUD/JPY、NZD/JPY、USD/CAD
  • しばらく買いレンジに留まりそうな通貨ペア:AUD/NZD、NZD/USD
  • まもなく買いレンジに移動しそうな通貨ペア:CAD/JPY
となっています。

EUR/GBPの売りポジションとCAD/JPYの買いポジション以外はスワップがマイナスなので、ポジションが多い状態が続くと、スワップの支払いが多い状態も続いてしまいます。
相場の動きが小さくなるとスワップ負けしてしまう可能性がありますが、そういう局面になったとしても何もせず放置したいと考えています。
これまでは実現損益が積み上がる一方の順調な運用となっていましたが、一時的に実現損益がマイナスになる局面もあるはずです。
積み上げた実現損益からスワップを支払うことになりますが、トラリピで資産運用するうえで必要な経費と考え諦めます。

ただ、ポジションが多い状態というのは相場が大きく動いていることの裏返しである可能性が高く、多くの実現損益が積み上がるフェーズはまだしばらく続くのではないかと思っています。
また、長期的には円安傾向であったとしても中期的にはいずれ暴落する形で円高になるのではないかと想像しています。
実のところ、マイナススワップに関してはあまり心配していません。

現在運用している通貨をカウントすると
  • JPY:4
  • NZD:3
  • USD:2
  • EUR:2
  • AUD:2
  • CAD:2
  • GBP:1
となっています。

NZD/JPYの運用を終了すると
  • JPY:3
  • NZD:2
  • USD:2
  • EUR:2
  • AUD:2
  • CAD:2
  • GBP:1
となるので、バランスがとても良くなります(それでもクロス円の通貨ペアが多い状態にはなってしまいますが)。

しかし、NZD/JPYは長期にわたってきれいなレンジ相場になっていること、現在マネースクエアで取り扱っている通貨ペアの中で追加したいものはもうないことを考えると、NZD/JPYの運用はまだしばらく続けることになるかも知れません。

定年退職するまでにはまだ3年弱あるので、これから積み上がるであろう実現損益を使って、運用する通貨ペアを1つか2つ増やせるのではないかと考えています。
新通貨ペアのリリースは容易ではないものの、マネースクエアの取扱量を増やす有効な施策の1つではあるので、これからも取り扱う通貨ペアは増えていくのではないかと想像しています。
NZD/JPYの運用を終了するかどうかは、運用する通貨ペアを増やすタイミングで検討することになりそうです。

2023年がどんな年になるのか分かりませんが……。
トラリピさん、2023年もよろしくお願いしま~す。