今般の円安・米ドル高は歴史的なものとなる可能性があるので、注文の再検討を行うことにしました(為替介入があり円安は一服していますが、大きな金利差がある状態はまだまだ続きそうなので、円安・米ドル高を引き続き警戒しています)。

NZD/USDの注文を一部復活できるかどうかの試算は、今後2021年1月の安値(高値)から直近の高値(安値)の金額の倍の値動きがあると仮定して、その金額になっても耐えられるかという観点で行いました。

【トラリピ】米ドル高対応>NZD/USDの注文を復活させました(0.5605~0.5700米ドル)

過去の高値(安値)と仮定した金額との関係は以下のようになっています。

USD/JPY
仮定金額:189円
1990年:160円
1998年:148円
2002年:135円

EUR/JPY
1990年:188円
2008年:170円
仮定金額:166円
2014年:150円

AUD/JPY
1990年:124円
仮定金額:119円
2007年:108円

NZD/JPY
仮定金額:102円
2007年:98円

CAD/JPY
仮定金額:141円
1990年:137円
2007年:126円

NZD/USD
2000年:0.39米ドル
仮定金額:0.45米ドル
2009年:0.49米ドル

過去の高値(安値)と仮定した金額との関係を改めて眺めると、仮定した金額が妥当なのかどうか、なんとも評価しがたいものがあります。
今後の値動きによっては仮定金額を調整したほうがいい局面もあると思うので、そのときには過去の高値(安値)を考慮して調整を行いたいと思います。

現在、円安・米ドル高に備えて
  • AUD/JPY:101.1~110.0円の売り注文(90本)
  • NZD/JPY:93.1~95.0円の売り注文(20本)
  • CAD/JPY:112.1~120.0円の売り注文(80本)
  • NZD/USD:0.5005~0.5600米ドルの買い注文(120本)
の注文を取り消しています。

EUR/JPY、AUD/JPY、NZD/JPY、CAD/JPY、NZD/USDの注文がすべて成立すると以下のようになります(USD/JPYは160円と仮定しました)。

USD/JPY:160円
EUR/JPY:150円
AUD/JPY:101円
NZD/JPY:93円
CAD/JPY:112円
NZD/USD:0.5605米ドル

証拠金維持率:497%、評価損:11,765,168円、必要証拠金:5,072,272円

1,200万円程度の含み損を抱えることになりますが、充分口座余力があるので問題なさそうです。

今後、EUR/JPY、AUD/JPY、NZD/JPY、CAD/JPY、NZD/USD以外の通貨ペアにも大きな動きがあると思われるので、相場が大きく動いたときには改めて再試算をしたいと思っています。

ドル高・英ポンド安でUSD/CADとEUR/GBPのポジションが増えてきたので、この2通貨ペアも放っておけません。
しばらく放置しておいても問題なさそうなのは、AUD/NZDだけでしょうか。

今後の見通し
NZD/USDは近いうちにレンジアウトするのではないかと思っています。
レンジアウトしそうになっても、もう注文を復活させるのは難しいのではないかと考えています。
米ドルがどこまで強くなるのか分からないので、これ以上のポジションを持つのは怖いです。

EUR/JPYは160円を超えるとの声もありますが、150円を超えることはないのではないかと思っています。
レンジアウトしても注文は追加しない予定です。
EUR/JPYは価格が高いので、150円を超える高値のポジションを持つのは怖いです。

AUD/JPY、NZD/JPY、CAD/JPYはレンジアウトしないのではないかと思っています。
レンジアウトしそうになったときは、注文を復活できるかどうか検討したいと思っています。

現在の証拠金維持率は855%、預託証拠金は36,885,302円、評価損は5,876,188円、必要証拠金は3,623,179円です。
口座余力が充分にある状態なので、注文の取り消しを検討するのはまだ早いようにも思います。
ただ相場が大きく動いているときに、望まない方向にさらに大きく動くと、証拠金維持率は急激に低下し、評価損と必要証拠金は急激に増加します。
大量のポジションを持ったあとでは「時すでに遅し」となってしまうので、相場が大きく動いているときには、早め早めの対応を心がけたいと思っています。