先週末の含み損は6,410,237円なので少し回復しましたが、まだ厳しい状態が続いています。

含み損が600万円を超えそうになったときには、少し気弱になって注文停止や損切りの検討を始めました。

【トラリピ】まもなく含み損が600万円を超えます

しかし、注文停止はともかく、損切りはかなり先の最終手段なのではないかと、いまは思い直しています。

注文停止についても慎重に検討する必要があります。
注文を停止してレンジアウトすると、設定レンジ内に値が戻ってくるのは数か月後、あるいは数年後、といったことが予想されます。
レンジアウトしている間はスワップの支払いだけが続くので、数十万円単位の損失が発生する恐れがあります。
いまは、レンジアウトしそうなときには再試算を行い、可能な限り注文を復活、または設定レンジの拡張を行いたいと思っています。
実現損益を受け取ることができれば、少しずつではあっても口座の余力が増えます。
こういう異常な値動きをしている相場では、ときにいったん大きく値が戻るので、口座の余力が大きく増える可能性もあります。

ただ、注文を追加するとロスカットレートまでの距離は確実に縮まるので、きっちり再試算をして無理な注文は出さないことが大切なのではないかと考えています。

含み損が1,500万円程度になると、必要資金は2,100万円を超えることが予想されます。
現在の預託証拠金は3,670万円なので、1,500万円程度の余力がある状態になります。
もう1,500万円しかないと考えるべきか、まだ1,500万円あると考えるべきか難しいところですが、さすがに損切りや両建てを検討しなければならないタイミングになっていると思われます。
必要資金が2,100万円を超えると、リーマンショック時以上の値動きをしていることになるので、もう天井が見えません。
損切りするにせよ、両建てするにせよ、数百万円単位の損失が発生するのではないかと想像しています。

現在はまだ充分余力がある状態なので、あわてて何かをしなければならない状況ではありません。
むしろ何もせず、じっとしていなければならないタイミングです。
いましなければならないのは、レンジアウトしそうになったときに注文の追加が可能かどうか検討することだけです。

円安が進むなかで行われた第7回トラリピ・マスターズは参加者が大きく減少しました。

【トラリピ】第7回トラリピ・マスターズ>227位

これは、トラリピを新たに始めた人より、トラリピを辞めた人のほうが多かったことをあらわしています。
大きな相場の動きに耐えるというのは、多くの人にとって難しいことのようです。
一時的な大きな含み損には耐えなければならないことを理解してトラリピを始めたものの、いざ実際に含み損が増えてくると耐えられない。
私もきっと例外ではありません。

1,000万円の含み損が見えてきたいま、実際に1,000万円の含み損を抱えたときに狼狽して妙なことをしないように、あれこれ事前に考えておくことが大切なのではないかと思っています。

1,000万円の含み損を抱えても耐えることができれば、いずれ大きな実現損益を得ることが期待できますが、耐えられるかどうか……。

トラリピで資産を運用するには、かなりの覚悟をもって臨まないと厳しそうです。