USD/JPYは、今週130~135円の間で動き、現在135円です。
132.008円で全決済し、632,509円の損失が発生したので、完全にやらかしちゃいました。
実は「今週は130円を切ることがないといいなぁ」と思いながらUSD/JPYの値動きを眺めていました。
130円を切ってしまうと「やっぱり132円で撤退して良かった」という成功体験になってしまいます。
60万円という大きな損失が発生してしまったのだから、今回の損切りは成功体験ではなく、失敗体験になって欲しい。
それは、成功体験から得るものより、失敗体験から得るもののほうが大きいからです。
「なんでド底だと思いながら132円で全決済しちゃったんだろう」とか、「なんで1週間待てなかったんだろう」とか、もっと後悔してもいいはずなのですが、相場とはそういうものだという諦念のほうが大きく、後悔の念をもつことはほとんどありませんでした。
USD/JPYの買いポジションがなくなったいま、すっきりした気持ちになっています。
USD/JPYの買いポジションがなくなったいま、すっきりした気持ちになっています。
昨年末時点の累計実現損益は3,001,796円、現時点の累計実現損益は3,664,683円なので、今年得た実現損益の半分を一瞬で吹き飛ばしてしまいました。
コツコツドカンをやらかしました。
コツコツドカンをやらかしました。
ただ、今年はまだ5か月残っているので、年末までにはそれなりの実現損益を積み上げられるはずです。
さて、今回の失敗の総括です。
さて、今回の失敗の総括です。
- 急激に円安が進み、超円安を警戒するレポートや記事が増えてきた。
- 試算をしたところ、USD/JPYが150円程度の円安であれば耐えられても、180円程度まで円安が進むと耐えられないことが分かった。
- USD/JPYの買いポジションを持つことで超円安に対するリスクヘッジをすることにした。
- すでに円安はかなり進んでいるので、いつでもいまが天井である可能性があり、どのようにUSD/JPYの買いポジションを持てばいいのか、とても悩ましいものとなった。
- 友人から1,000万円を預かることになり、180円程度まで円安が進んでも耐えられる余力ができた。
- 1,000万円を預かったタイミングで円高に転じ、126円程度まで下がってもおかしくない相場になった。
- USD/JPYの買いポジションを持つことで超円安に対するリスクヘッジをする必要がなくなったので、全決済して60万円の損失を確定した。
- 1,000万円を預かったタイミングと、円高に転じたタイミングが重なってしまったのは、とても不幸だったといえる。
- しかし、こういった不幸はよく起こることであり、珍しいことではない。
- 余裕資金をかなり用意した状態で運用していたが、USD/JPYの買いポジションを持つことで超円安に対するリスクヘッジしなければならなくなったということは、余裕資金が足りなかったといえる。
- 長期にわたって安定運用するには、かなり多くの余裕資金が必要。
- 無限に余裕資金を用意するわけにはいかないので、どれくらいの余裕資金があれば安心して運用できるのか、定年退職までの3年間で探っていきたい。
- 利率という考えかた、資金効率という考えかたを捨てて、資金じゃぶじゃぶの状態で運用したい。
- 資金じゃぶじゃぶの状態で運用しないと、これからも相場観をもった対応が必要となり、コツコツドカンを繰り返す可能性が高い。
いつまでもクヨクヨしていたくないので、円安リスクヘッジに関する記事は今回で最後です。
今回の失敗をしっかり心に刻んで、トラリピでの資産運用を続けていきます。