これまで各通貨ペアの上昇率が同率であると仮定して試算をしてきましたが、少々乱暴な気がします。
そこで、起点月からの上昇率を調べ、同比率で上昇した場合の口座状況をシミュレーションしてみることにしました(小数点以下は切り上げました)。
起点月:2021年1月
2021年1月の高値→今月の高値
USD/JPY:105円→135円(28.6%)
EUR/JPY:128円→145円(13.3%)
AUD/JPY:81円→97円(20.0%)
NZD/JPY:76円→87円(14.5%)
CAD/JPY:83円→108円(30.1%)
今月の高値から同比率の半分の上昇があった場合
USD/JPY:155円
EUR/JPY:155円
AUD/JPY:107円
NZD/JPY:94円
CAD/JPY:125円
証拠金維持率:261%、評価損:5,387,568円、必要証拠金:7,028,807円
今月の高値から同比率の上昇があった場合
USD/JPY:174円
EUR/JPY:165円
AUD/JPY:117円
NZD/JPY:100円
CAD/JPY:141円
証拠金維持率:265%、評価損:3,201,431円、必要証拠金:7,763,667円
起点月:2022年1月
2021年1月の高値→今月の高値
USD/JPY:117円→135円(15.4%)
EUR/JPY:132円→145円(9.8%)
AUD/JPY:85円→97円(14.1%)
NZD/JPY:80円→87円(8.8%)
CAD/JPY:93円→108円(16.1%)
今月の高値から同比率の上昇があった場合
USD/JPY:156円
EUR/JPY:160円
AUD/JPY:110円
NZD/JPY:95円
CAD/JPY:126円
証拠金維持率:240%、評価損:6,626,439円、必要証拠金:7,122,514円
各通貨ペアの上昇率は今後大きく変わるはずですが、上昇率が同率であると仮定して試算するよりは良さそうです。
現時点の上昇率は、USD/JPY、AUD/JPY、CAD/JPYが高め、EUR/JPY、NZD/JPYが低めとなっています。
USD/JPY買い注文を出すことで超円安に備えたリスクヘッジをしているので、円安が止まっていないにも関わらずUSD/JPYの上昇率が低くなってしまうとヘッジする力が弱くなってしまいます。
また、AUD/NZDとNZD/USDの値動きによっては証拠金維持率が大幅に低下してしまうことも考えられます。
試算の結果、慌てて何か追加の対策をしなければならない状況ではないことは分かりましたが、今後も注意深く値動きを見ていきたいと思います。