私は
  • 相場観がないのでFXで裁量トレードはできない
  • 主要国同士の通貨ペアは、レンジ相場が今後も続くことが期待できる
  • 長期のチャートを考慮して売買の注文をすれば、価格が設定レンジを外れることがあっても、それは限定的
という考えのもと、トラリピで資産を運用しています。

このような考えでトラリピによる資産運用に挑戦した場合、それはチキンレースとなります。
  • 最大必要資金を試算して、その資金を用意する
  • 必要資金が用意した資金を超えない限り、FXで資産を運用し続けることができる
  • 必要資金が用意した資金を超えたときは、ほとんどの資金を失ってFXの世界から退場するか、借金をして耐えるかを選ぶ
  • これ以上借金できないほど必要資金が大きくなったときは、多額の借金を抱えてFXの世界から強制的に退場させられる
どういった注文に対して、どれだけの資金を用意すべきなのかは、とても悩ましいものがあります。
余裕をもたせ過ぎると運用利率が低くなりますし、余裕がなさ過ぎるとちょっとした相場の急変で簡単にロスカットされてしまいます。

相場観を持たないFXは、ある意味ギャンブルでもあります。
資産運用のアドバイスをする記事を見かけるたびに、FXでの資産運用を選択肢の1つに挙げるファイナンシャルプランナーがあらわれないかと思うのですが、これまでそういった記事を見かけたことがありません。
主要国同士の通貨ペアはレンジ相場になっていることが期待できるとはいっても、ある主要国に大きな国難が降りかかるようなことがあれば、20年、30年と長期にわたってレンジ相場が続いていても、レンジが移動する、レンジ相場ではなくなる、といったことが起こり得ます。
ファイナンシャルプランナーとしては、リスクが大き過ぎて、FXを資産運用の選択肢の1つとして勧めることはできないのでしょう。

私は安全第一でトラリピによる資産運用をしているので、FX口座の資金はじゃぶじゃぶの状態が続いています。
なので、運用利率は他の方と比べると、とても低い状態になっています。
それでも、ロスカットされることは絶対にないとは言えず、想定とは大きく異なる相場になればロスカットされます。
決して小さくはないリスクをとってトラリピで資産を運用しています。
この利率ならば、もっとリスクを抑えた他の方法で運用したほうがいいのかも知れません。

それなのにトラリピで資産を運用しているのは、この資産運用手法がとても肌に合っているからです。
これだけ熟考してトラリピで資産を運用しているのですから、今後もしロスカットされることがあっても、それは運がなかったと諦めるしかありません。
65歳になればわずかではあっても年金が支給されるので、その年金の支給額のなかで生活すればいい。
金銭的に余裕がない生活にはなってしまいますが、トラリピによる資産運用に挑戦して失敗してしまったのですから仕方がありません。
年金は、できれば70歳、状況が許せば75歳から受給したいと思っています。
75歳まで受給を遅らせることができれば、いくら年金の実質的な支給額が減り続けているとはいえ、贅沢をしなければ生活をするのに充分な金額にはなるはずです。
長生きすることがあまりイメージできないので75歳まで生きられないかも知れませんが、それはそれで仕方がありません。
年金は、高齢になって労働収入を得ることが難しくなった世代を現役世代が支える仕組みであり、死亡返戻金0円の保険だと考えています。
実際には、65歳になったらすぐに年金受給を開始してしまうかも知れませんが(年金の繰り下げ受給を選ぶ人は数%しかいないそうです)。

私がロスカットされる世界。
その世界には、生き残っている人はほとんどいないはずです。
死屍累々。

必要資金の波が寄せては返す波打ちぎわには、大きなリスクをとっている順にFX参加者が並んでいます。
平時は誰も波にさらわれることはありませんが、忘れたころに大きな波はやってきて前から順にFX参加者をさらっていきます。
いま私はかなり後方に並んでいて、生きている間にこの場所まで波がくることはないと思われます。
ただ、この場所まで絶対に波がこないとはいえません。
波打ちぎわから遠ざかれば遠ざかるほど利益率は悪くなるので、もう少し前に出ても波にさらわれることはないのではないか、と考えることもあります。

欲と恐怖のせめぎ合い。

ここのところ必要資金が小さい状態が続いているので、リスクをとり過ぎた注文を追加しないよう、改めて自分を戒めているところです。