リーマンショック時に必要だった資金と、コロナショック時に必要だった資金については日足のヒストリカルデータで確認しています。

【トラリピ】NZD/USDのトラップ幅を半分にしました

しかし、ショック相場以外のときの必要資金をきちんと確認したことはこれまでありませんでした。
リーマンショック時を超える資金が必要だったタイミングはないとは思うのですが、運用する通貨ペアの相関によっては必要資金が膨らんだタイミングがあったかも知れません。

日足や月足で確認するのは難しくても、3か月足だったらギリギリ確認できるかも……。
そこでリーマンショック以降の必要資金を3か月足で確認してみることにしました。
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これはその3か月の間にこの金額を超える資金が必要だったタイミングはないということを示すものとなっています。
実際に必要だった資金は、この金額とほぼ同額かも知れませんし、もっと少ない金額かも知れません。
実際に必要だった資金との誤差は3か月足>月足>日足の順に小さくなります。
  • リーマンショック時の最大必要資金
    3か月足:2008年10~12月:23,243,079円
    月足:2009年1月:20,469,966円
    日足:2009年1月21日:18,207,760円
  • コロナショック時の最大必要資金
    3か月足:2020年1~3月:14,810,893円
    月足:2020年3月:14,519,170円
    日足:2020年3月19日:14,010,360円
コロナショック時は3か月足、月足、日足の金額に大きな差はありませんが、リーマンショック時は大きな差がありました。
3か月足と日足では約500万円の差があるので、3か月足を参考にするのと日足を参考にするのとでは戦略が変わってしまいます。

【トラリピ】月足ではなく日足で試算

リーマンショック時に必要だった資金を超える期間があった場合には月足や日足で再確認する必要があったのですが、3か月足で確認したところリーマンショック時に必要だった資金を超える期間はありませんでした。

意外だったのは、2014年10~12月の必要資金がコロナショック時(2020年1~3月)を超えていること。
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3か月足なので本当に超えていたのかどうかは分かりませんが、このタイミングでかなりの資金が必要になっていたのは確かです。
また、それ以外にも必要資金が急激に大きくなるタイミングが何度もあったのも意外でした。
どういった形で必要資金が大きくなったり小さくなったりしたのかを可視化できて良かったです。

調べる前は「3か月足で確認しても得られるものは少ないかな」と思っていたのですが、想像以上の収穫がありました。
リーマンショック以前の値動きも3か月足で確認してみたいところですが……。
それはまた今度、時間のあるときに。