相場観をもたずにトラリピで資産を運用する場合、マイナススワップは避けることのできない必要経費だと考えています。
運用資金を抑えるためにハーフ&ハーフで注文すると、スワップがマイナスのレンジでも運用する必要があります。
そこで2021年8月29日現在のスワップ損益を確認してみました。
210830-1
全体では売買益の約10%がスワップの支払いに充てられています。
USD/JPYは約31%、AUD/USDは約28%がスワップの支払いに充てられています。
いや~。
マイナススワップ、痛いですね~。

マイナススワップの影響が大きくなってきているのは、ここのところ相場の動きが小さいのが原因です。
相場が大きく動いて頻繁に決済される状況になれば、マイナススワップの影響は小さくなっていきます。
相場の動きが小さい状態が続くと、マイナススワップの影響はさらに大きくなっていくでしょう。

それにしてもUSD/JPYとAUD/USDは問題児ですねぇ。
ときとして、こういった問題児があらわれるのがトラリピ。
相場観をもたずにトラリピで資産を運用する場合、いいとこ取りはできません。
場当たり的にいいとこ取りをすると、潮目が変わったときに大変なことになります。

もっとも影響を受けているUSD/JPYでも約31%。
損失が出ているわけではないので良しとしましょう。