トラリピでの資産運用を始めてまもなく2年。
コロナショック時には合計損益が-150万円を超えましたが、それ以降はプラスで推移しています。
最近は合計損益が200万円を超える日も出てきました。


コロナショック以降は相場の動きが小さく、耐えるということを経験せずに運用してきました。
合計損益がプラスの状態が続いているということは、いつ運用を終了しても利益が出るということなので耐える必要がありません。
ここのところ相場に動きが出てきて、保有ポジションが多い通貨ペアも増えてきました。
多いといっても10万通貨を超えている通貨ペアはないので、まだ耐えるレベルには達していません。
ただ、いま保有しているポジションは年単位で決済されない恐れがあり、まだまだポジションが増える可能性もあります。
いま気になっているEUR/JPYを例にとると、約6年にわたって設定レンジの中央から緩やかに離れ続けていくということが起こっています。

EUR/JPYに限らず、どの通貨ペアでも同様のことが起こる可能性があります。
EUR/JPYの実現損益期待値は15,642円/月で、レンジ端に達したときの含み損は2,235,000円です。


12年くらい運用を続けると、価格がレンジ端に達しても合計損益が0円になるという計算になります。
価格が設定レンジの中央から離れ続けた場合、12年くらい経つまでは大きな合計損益のマイナスを抱えたまま運用を続けなければなりません。
耐える運用を続けることになります。
こういうことが起こる可能性があること、いやこういうことがいつかは必ず起こることを理解してトラリピでの資産運用をしているはずですが、いざ現実に起こったときにはどれだけの人が耐えられるでしょう。
口癖のように「どこまでも耐える」と言い続けている私でも、本当に耐えられるかどうか自信がありません。
リスクを取り過ぎていた人はロスカットされて強制的に退場、ロスカットされなかった人も耐えきれず損切りして自主的に退場。
そんな人が続出することが予想されます。
得られた実現損益を生活費の一部として使う予定の定年退職まであと4年。
そのとき、もし合計損益がマイナスであっても、試算に基づいて決めた預託証拠金がFX口座にあれば、それ以上の実現損益は出金することができます。
有効証拠金-入金額である合計損益は、いま全決済して運用を終了したらどれだけの利益(損失)が出るかという金額なのでとても気になります。
しかし、死ぬまで運用を続ける予定であり、全決済して運用を終了することはないのですから、いくら合計損益のマイナスが大きくなろうともロスカットさえされなければ問題ありません。
いまのうちに耐える訓練をしておきたいところなのですが、訓練ができるかどうかは相場次第。
仕方がないので、このような記事を書くことでイメージトレーニングをしています。