チャートを見ると、AUD/NZDはとても悩ましい値動きをしています。
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ここ8年ほどは1.0000~1.1500NZドルのナローレンジ、ここ20年ほどは1.000~1.3000のワイドレンジ(突出している上値を少し削って)となっています。

ナローレンジがすでに8年ほど維持されているので、このレンジがしばらく続く可能性が高いと思われます。
レンジ幅が倍のワイドレンジで運用するのは資金効率が悪すぎます。

ただ長期運用することを考えると、ここ20年の値動きを無視することはできません。
ナローレンジで運用し、1.3000NZドルまで値が上がった場合、かなりの追加資金が必要です。
その追加資金を用意することはできないでしょうから、1.3000NZドルまで耐えることはできず、どこかで損切りをし、高額の損失を確定させなければなりません。
典型的なコツコツドカンをやらかすことになります。

資金効率が悪いから運用しないという選択肢はあっても、資金効率を上げるためにナローレンジで運用するという選択肢は私にはありません。
レンジ相場ではなくなったとき以外は基本的に損切りをせず、どこまでも耐える戦略なので、相場観が必要な運用は私にはできません。
資金効率が悪くとも、私はワイドレンジでAUD/NZDを運用します。

おそらくナローレンジはしばらく続くので、相場観を持ってナローレンジでガンガン攻めるのは、もちろん「あり」ですが。