トラリピの2大大家である鈴さん(@semiritaia_suzu)、あっきんさん(@_akkin_nara)は30代。
60歳までは20年強の時間があります。
私はあと5年で60歳になってしまうので、当然おふたりと同じスタンスでは資産を運用できません。
どういったスタンスで資産を運用すればいいのか、改めて考えてみました。

運用資金をトラリピに集中
リスクを分散するうえで、本当は様々な手法に投資したいところなのですが……。

株関係は経済の長期的な成長を狙って、長期運用するものなので駄目。
5年後には運用益を使うフェーズに入るので、時間がありません。
為替関係はトラリピと重複する手法なので駄目。
他の為替関係の手法に投資しても、リスクを分散したことになりません。

他の資産運用手法には手を出さず、運用資金をトラリピに集中させるのが良さそうです。

運用に充てない資金を500万円以上用意
今回のコロナショックでは、AUD/JPYとAUD/USDが設定レンジを外れました。
これからも設定レンジを外れることは当然起こるので、設定レンジを外れたときのために運用に充てない資金を用意しておく必要があります。
どれだけの資金を用意しておけば安全なのかを推し測るのは難しいのですが……。

いまのところ、運用に充てない資金を500万円以上用意しておくというルールにしたいと思います。

これから起こることとしては、ある通貨ペアがレンジ相場ではなくなる、ある通貨ペアのレンジが広がる、ある通貨ペアのレンジが移動するの3つが考えられます。
レンジ相場ではなくなったのかどうか、レンジが広がったのかどうか、レンジが移動したのかどうかは、長期運用して振り返ったときにはじめて分かることなので、設定レンジを外れたときには判断できません。

設定レンジ端は、それ以上下がる(上がる)余地が少ないと考えられるので、設定レンジ端のトラップを密にするという面白いアイデアが紹介されていましたが、私はこのアイデアを採用するのは避けたいと思います。
それは、設定レンジ端とはいえ、どこまで下がるのか(上がるのか)読めないからです。

長期運用した場合、価格が設定レンジ端に達すると、設定レンジの中央から設定レンジ端までのすべてのポジションを持っている状態になるため、大量のポジションを抱えて震えている姿が想像できます。
設定レンジ端のトラップを密にする勇気があるとは思えません。

トラップ幅は常に一定にして、設定レンジを外れる日を待ち構えたいと思います。

60歳時点の予測
60歳までは実現損益を再投資し、複利運用しますので、以下の状態になっていると思われます。
200719-1
これは単なる試算なので、実際の運用結果を見ながら軌道修正していきたいと思っています。

現時点では、2021年予定の設定に前倒しで移行させています。
  • 預託証拠金 2143万円
  • メインの設定の運用資金 1280万円
    ZAR/JPYが5円まで下落したときに必要な資金 40万円
    MXN/JPYが3.5円まで下落したときに必要な資金 290万円
  • 運用に充てていない資金 533万円
実現損益143万円に対する税金29万円を差し引いても、運用に充てていない資金が500万円以上あるので、とりあえず問題なし。

今後の運用実績によっては、2022年以降の設定に前倒しで移行させられる可能性もあります。

60歳から70歳の目論見
いよいよ実現損益を使うフェーズに入ります。
年金受給予定の70歳まで「トラリピの実現損益+無理がない程度の労働」で逃げ切れるといいのですが……。

iDeCoに加入>普通預金口座の現金、取り崩し決定

70歳以降の目論見
70歳から年金を受給した場合、支給予想額は月額162,914円。
「トラリピの実現損益+年金」で完全リタイアできそうです。

65歳から年金を受給した場合、支給予想額は月額114,728円。
「トラリピの実現損益+年金」で充分リタイアできそうです。

60歳から70歳の10年間をどう逃げ切るか

70歳までは(できれば一生)働きたいなぁ、と思っているのですが、状況によっては65歳でリタイアしても良さそうです。

今月はまだ実現損益が4万円強しか積み上がっておらず、老後の生活をトラリピに託して本当にいいのかどうか、まだまだ不安がありますが……。
60歳までの、これから5年の運用で見極めたいと思っています。