ずっと不思議に思っていることがあります。
「お相撲さん」は、「丁寧語の『お』」+「競技名」+「敬称の『さん』」。
この構造が当てはまる競技が、他にはまったくないんです。

おテニスさん、お野球さん。
狙ってもいないのに、おかしな言葉になっちゃうんです、他の競技だと。

「お相撲」という言葉もありますが、これも他の競技には当てはまるものがありません。

おテニス、お野球。
またしても、おかしな言葉になってしまいました。

この構造が当てはまるのは、どうして相撲だけなのでしょう。
いろいろ考えてみたのですが、仮説すら立てられませんでした。

と、長年思い続けて、やっと見つけたのがこれ。
遍路。

お遍路さん、お遍路。
お相撲さんと同様、ばっちり当てはまるんです。
当てはまる言葉が、競技の世界以外で見つかったのは意外でした。

しかし、「〇〇」「お〇〇さん」「お〇〇」は、どういうときに成り立つのか、いまだにまったく分かりません。
2つ例があったら、何か仮説を導き出せそうなものですが。

唯一分かったのは、Googleさんに尋ねても何も情報が得られなかったので、誰も気にしていないということ。

この問題は、迷宮入りしそうです。