以前勤めていた会社は業績が好調だった時期があり、在職中に上場しました(店頭登録→東証2部上場→東証1部上場)。
上場前に単位株(100株)を額面の50,000円で会社から譲渡され、その後社員持ち株会にも入りました(給与支給時20,000円(賞与支給時40,000円)の投資)。

その前に勤めていた会社は、倒産して離職しましたので……。ほんと人生は、悪いときもあれば、良いときもあるものですね。倒産も上場も経験できたことは、いまの人生を豊かにしている気がします。

会社を退職するとき、所有している株をすべて清算するか、単位株以外を清算するか判断する必要がありました。同じ日に退職した同僚は前者、私は後者を選びました。
退職する会社の株を長期間保有するつもりはなかったのですが、株の現物を見てみたくて。
後日証券会社から、100株券が26枚郵送されました。株券の裏には1番の欄に社員持ち株会の名前が活字で印刷されていて、2番の欄に私の名前が手書きのガリ版印刷のようなもので刷られていました。株券ってこういうものなのか、と感慨深く眺めたのを覚えています。
いまは現物の株券は存在せず、当時でも現物の株券の支給を求める人はほとんどいなかったので、珍しいものを見られた気がします。

上場時には1株5,000円くらいだったのですが、退職時には1株2,280円に下がっていました。その後じりじりと株価が下がり、1株1,000円を切るところまできました。
  • 退職時に売っていたら:2,600株×2,280円=5,928,000円
  • そのとき売ると:2,600株×1,000円=2,600,000円
その差、約300万円。

株って、怖い。

その後、少しずつ株価が上がってきて、退職時とほぼ同じ株価になりそうだったので……。株価が2,100円に届きそうな日には、証券会社に電話で全株指値の注文を入れました。
なかなか指値では約定せず、最初に約定したのは600株。その1か月後に残りの2,000株が約定しました。
  • 退職時に売っていたら:2,600株×2,280円=5,928,000円
  • 実際に売ったのは:2,600株×2,100円=5,460,000円
その差、約50万円。

ちょっと高い勉強代ですが、こういう機会がなかったら、一生株取引をすることはなかったでしょうから、いい経験ができました。

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  • 1994年3月
    単位株(100株)を額面の50,000円で会社から譲渡。
  • 1994年4月~1997年9月
    社員持ち株会に、給与支給時20,000円(賞与支給時40,000円)の投資(最後の3か月は、給与支給時5,000円)。社員持ち株会への投資額915,000円。

    総投資額:50,000円+915,000円=965,000円
    所有株数:2,637.9株
  • 1997年10月
    退職にともない、端株を清算。
    37.9株×株価2,280円=86,412円(税金・手数料差し引き後:84,643円)
  • 1999年4月
    所有株式売却。
    500株×株価2,100円=1,050,000円(税金・手数料差し引き後:1,026,428円)
  • 1999年5月
    所有株式売却。
    2,100株×株価2,100円=4,410,000円(税金・手数料差し引き後:4,319,396円)

    投資金額:965,000円
    売却金額:5,546,412円(税金・手数料差し引き後:5,430,467円)
    損益金額:4,465,467円
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ちなみに、その1年後には1株8,500円くらいまで上がりました。
  • まだ株を所有していたら:2,600株×8,500円=22,100,000円
桁が1桁上がりました。

株って、やっぱり怖い。

在職年数が長い社員は多くの株を会社から譲渡されていましたので、そのときには何人もの億万長者が誕生しました。

その1年後には、また1株1,000円くらいまで下がり、その後6年間は1,000円~2,000円くらいで推移、その後13年間は500円~1,000円くらいで推移。現在の株価は、だいたい400円なので……。
  • いまも株を所有していたら:2,600株×400円=1,040,000円

株って、ほんとに怖い。